象嵌されたビクトリア様式のキャディ? さあ、それが私のお茶です

フロリダ・ウィークリー・スタッフ著 | 2023 年 5 月 31 日

この張り子の茶筒は 19 世紀半ばのものです。マザーオブパールの象嵌で装飾されており、高さは約4 1/2インチ、長さは6インチです。スコット・シモンズ / フロリダウィークリー

プラスチックやセルロイドが登場する前には、張り子が存在しました。

張り子はビクトリア朝時代の奇跡の産物でした。

紙と接着剤を圧縮し、大量生産された頑丈な家具を成形することができました。当時の家庭には、その製品で作られた椅子、テーブル、チェストが溢れていました。

それらは多くの場合、黒漆で覆われ、金メッキまたは塗装され、黒漆に映える螺鈿やその他の装飾品が象嵌されていました。

この箱のような、トレイ、裁縫箱、書き物机、その他の物品などの装飾用の付属品もありました。

19世紀半ばにイギリスで作られたと思われる、茶筒としてデザインされた箱です。それを開けると、ルーズリーフティー用の 2 つのコンパートメントを分けていた仕切りの残骸が見えます。各コンパートメントを覆う個別の蓋があったはずです。

私が想像できるのは、当時の似たような派手な装飾品が備え付けられた上流階級の客間である。象眼細工や大理石のテーブル、桟橋の鏡（家の女性がドアから出るときにスカートをチェックできるように）、そして銀製の鏡などである。または磁器のティーセットがこのキャディと一緒に誇らしげに展示されています。

スコット・シモンズ

当時、お茶は高価な商品だったので、ロックが使われました。

ビクトリア朝時代の家具の多くは扱いにくく、細工が施されています。

量産された作品の多くはプロポーションが悪いですし、率直に言って最初からそれほど良く作られていませんでした。

しかし、この茶筒は美しく、手作業でカットされた貝殻の一部が花のモチーフを作り出すために丁寧に象嵌されています。

丈夫な製品ですが、事故は起こります。

途中のどこかで、この作品の中にあったであろう分割されたコンパートメントと蓋が消えてしまいました。

前面の下部にへこみがあり、ロックが緩んでおり、そして何よりもひどいのは、ヒンジの 1 つが欠けていることです。

それでも、たとえ 160 ～ 170 年の歴史が少なからず残っているとしても、この建物は依然として美しさの対象です。

そして、それが出品された価格（ホスピス・ホープ・チェスト・リセール・ショップでの18ドル）は、その状態を反映している。

それでも、開けると匂いを嗅ぐことができます。

はい、ちょっとカビ臭いですね。

しかし、元の内容のエッセンスを嗅ぐことはできます。

それは確かに私のお茶です。

私は、このキャディのように、甘くなく、歴史が染み込んだ、強くて私のものを受け取ります。

忘れないで

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